・金研ファイヤーウォール外のftpサーバーへのアクセス方法

金研ファイヤーウォール内のPC等からファイヤーウォール外の
ftpサーバーにアクセスする場合は、FTPリレーサーバーを経由して
行う必要があります。
具体的には、一旦リレーサーバに接続してから、ファイヤーウォールの外にある
目的のマシンにftpすることになります。

以下にその利用方法について例を示して説明します。

・ftp 使用例1 (Windows標準のftpプログラムの場合)

1.「スタート」→「ファイル名を指定して実行」をクリックし、
 表示された以下のウィンドウで ” ftp ” と入力してOKをクリックします。
image002.jpg

2.するとコマンドプロンプトのウィンドウが開いて
 ftp>というプロンプトが表示されます。
 ここで“open ftp 1555” と入力し Enter キーを押します。
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3.上のようにメッセージが表示され、接続するftpサーバー名と
 ユーザIDを聞いてきます。
image006.jpg

ここで例えば userid@hostname のように入力し、Enter キーを押します。
(useridというユーザIDでhostnameというマシンにログインする場合の例です)
すると次にパスワードの入力を求められますので、useridというユーザの
正しいパスワードを入力すれば目的のftpサーバーにログインできます。

4.以下の例では gen.cc.tohoku.ac.jp というマシンに
 h22161 というユーザIDでftpログインしている様子を示しています。
image008.jpg

以上のようにしてftpサーバーにログインできましたら、
通常のftpの各コマンドによりファイルのput、get等を行うことができます。
helpコマンドで使用できるコマンドのリストが確認できます。

・ftp 使用例2(フリーのftpクライアントソフト FFFTP の場合)

1.はじめてFFFTPを起動した場合、以下のようなウィンドウが表示されます。
image010.jpg

2.「新規ホスト」をクリックすると以下のウインドウが表示されます。
image012.jpg

「ホストの設定名」のところは任意のもので構いませんが、
「ホスト名(アドレス)」及び「ユーザ名」は間違いのないように
入力してください。

以下はgen.cc.tohoku.ac.jp というホスト名のマシンに、
h22161というユーザ名で接続する例です。
パスワードも記憶させておく場合は、それも入力します。
その他の項目は必要に応じて設定してください。
image014.jpg

3.次に同じウィンドウの「拡張」タブをクリックしてください。
 以下の表示となります。
image016.jpg

ここでは、「FireWallを使う」のところにチェックを入れてください。
なお、初期状態で「PASVモードを使う」にチェックが入っていますが、
接続先のホストによってはPASV(パッシブ)モードをサポートしていない
場合がありますので、うまく接続できないというような場合は、
ここのチェックを外してみてください。
image018.jpg

とりあえず、以上の設定が終わりましたら「OK」をクリックして
このウィンドウを閉じてください。
最初に表示されたウィンドウは以下のようになります。
image0202.jpg

4.ここで一旦「閉じる」をクリックして、このウィンドウも閉じてください。

5.以下のメインウィンドウが表示されていますので、「オプション」メニューの
「環境設定」をクリックしてください。「オプション」ウィンドウが表示されます。
image022.jpg

6.以下のウィンドウが表示されますので、「メールアドレス」のところは
 自分のメールアドレスに書き換えてください。
image024.jpg

7.次に「FireWall」タブをクリックして以下の通りに設定してください。
 「FireWallのタイプ」のところは「USERユーザ名@ホスト名」を選択、
 「FireWallホスト」のところは「ftp.imr.tohoku.ac.jp」と入力、
 「ポート」のところは「1555」と入力してください。
image026.jpg
「オプション」ウィンドウでの設定は、基本的に以上ですので、
「OK」をクリックして閉じてください。

8.次に、メインウィンドウの「接続」メニューの「接続」をクリックしてください。
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9.すると、先ほどの「ホスト一覧」ウィンドウが開きますので、
 接続先のホストを選択して「接続」をクリックしてください。
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10.ftpサーバに接続すると以下のように「パスワード/パスフレーズ」を
  聞いてきますので、接続先ホストのパスワードを入力し、「OK」を
  クリックしてください。
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11.各種の設定が正しければ、目的のホスト(FTPサーバー)に接続され、
  メインウィンドウの右側に接続したホストのディレクトリ/ファイルの
  一覧が表示されます。
image034.jpg

もし、ファイル一覧が表示されない等の場合は設定を再確認し、
場合によっては「PASVモードを使う」設定のところのチェックを入れる、
あるいは外して試してみてください。

以上のようにしてftpリレーサーバーを経由してファイヤーウォール外の
ftpサーバーにアクセスすることができます。
なお、「ファイヤーウォールのタイプ」の表現の仕方が、
それぞれのftpクライアントソフト毎にまちまちであり、
とても分かりにくいようですのでご注意ください。

例えば、シェアウェアのWS_FTP Proの場合の「ログオンせずにUSER」であり、
同じくシェアウェアのNextFTPの場合は「USER ユーザID@ホストアドレス→PASS」でした。
参考にしてください。

(2005年11月作成:ネットワーク担当)